今や年末の風物詩とさえなっている競馬のグランプリレースである有馬記念は、競馬ファン以外でも認知度の高いレースです。
古馬秋3冠レースのファイナルとして現役の一流馬と、成長著しい3歳馬が初対戦するのが特徴で、ディープインパクトやオルフェーヴルなどの名馬が引退レースとして有終の美を飾ることも多く、ドラマティックで感動的なシーンも多いのが特徴です。
気になる馬券は、過去5年で1番人気が3勝もここ2年は人気上位3頭は全滅で、1桁後半の人気薄の激走も多く波乱傾向です。
これは秋G1戦線のレースを消化することでの蓄積疲労や、斤量で2キロのアドバンテージがある3歳馬が激走することが挙げられます。
それに加えて、競馬ファン以外の普段は馬券を買わない人も、有馬記念では馬券を購入することで人気が偏ることも影響しています。
普段馬券を買わない人は武豊騎手などの有名騎手や新聞紙上で推している人気馬を素直に馬券の取り入れることが多いので、過剰人気や逆の人気薄を作り出しています。

また、中山競馬場というトリッキーなコースも大きく影響しています。有馬記念は中山2500mという6つのコーナーを回るため、馬の脚質に関係なくできるだけ内に回ったほうが有利となります。毎年枠順が大きいなポイントになっています。
この中山2500mは、緩い下りの傾斜の外回り3コーナーからスタートしますが、最初の4コーナーまでの直線距離が192mしかないので、外枠になるほど内側に進路が取れず外を回されてしまうのです。
1コーナーを過ぎるとペースが緩み残り5つのコーナーを回りますから、ロスない内側を回るほど馬の余力に違いが出ます。
またゴール前の直線も約310mしかないので、外を回ったり差し追い込みではロスが響いてしまいます。

では、有馬記念の結果から外枠が本当に不利になっているか検証してみます。
過去5年における勝ち馬の枠順は7、4、6、13、9枠と10番枠以降の外枠の馬で勝っておらず、過去10年で見ても13番枠から逃げ切った2008年ダイワスカーレットまで遡ります。
これだけ見れば圧倒的に外枠が不利であり、2、3着にも同様なことが言えます。

それでも全くダメというわけでもなく、G1馬で名馬とはいえ13枠で勝った12年ゴールドシップやダイワスカーレットなどが勝利を収めています。
この2頭や外枠ながら馬券に絡んだ馬の共通点は、スタートが速くダッシュ力(競馬でいうテンの速さ)があることや、後方から一気に進出して直線で先頭に躍り出るまくりができる馬です
。このような特徴を掴んでおけば、有馬記念で馬券予想に大いに役に立つはずです。