有馬記念は一年の総決算と言えるレースで、出走馬はファン投票により選出され、投票の結果人気上位馬が優先的に出走することができます。
このため、古馬はもちろん3歳強豪馬の出走も多く、牡馬や牝馬といった性別にとらわれない好勝負が展開され、競馬初心者が楽しみやすいレースと言えます。
競馬初心者が楽しむには、まずは人気投票への参加です。
投票の基準はほぼ自由で、有馬記念に出走して欲しい競走馬を10頭選ぶだけです。
最も強いと思う馬、最も好きな馬など、投票者の主観で選択することができるため、思い思いの馬を投票する楽しみがあります。

古馬と3歳馬の激突も、楽しみの一つです。
4歳以上は年明けから同じレースで走ることがありますが、3歳馬は日本ダービーまでは3歳馬同士でしか走ることができないため、3歳馬と古馬との初対決は日本ダービー以降にしか実現しません。
しかも3歳クラシック路線を狙う場合、牝馬は秋華賞まで、牡馬は菊花賞までは3歳限定戦に出走するのが一般的です。
短距離路線を進まない限りは、有馬記念が強豪3歳馬と強豪古馬の初対決となることは少なくないのです。
競馬初心者であれば、有馬記念での馬券の買い方も楽しむことができます。
3歳馬と古馬の強豪が激突することも理由の一つですが、有馬記念が開催される舞台もその理由です。

有馬記念は中山競馬場の芝2500mで開催されますが、この舞台で実施される重賞は有馬記念以外に古馬限定の重賞・日経賞しかありません。
このため、中山2500mというコースに向いているかどうかを一頭ずつ精査する作業は、難しい反面、予想力を問われることになり、初心者にとっても試金石となります。
スタート地点が向こう正面となるため1周半する必要があり、コーナー通過は正面スタンド前を通過する直前に1度、スタンド前通過後に1度、バックストレッチからゴールに向かう前に1度と合計3回通過することも、このコースの特徴です。

コーナーで馬場の外を通ると、必然的に距離ロスが大きくなるため、特にスローペースではその影響が顕著に表れます。競馬初心者にとっては死角になりがちですが、内枠に入った馬や逃げ先行馬、内枠を進むことに高い意識を持っている騎手を狙うことが重要になります。
何よりも大切なことは、好きな馬を買うことです。馬券を当てることは確かに重要ですが、競馬を心底楽しむには馬券を当てることだけではなく、応援できる馬を見つけ出し、その馬の馬券を買うことこそが、競馬を長く楽しむための秘訣と言えます。